謹んでお知らせ申し上げます。

いよいよ梅雨入りとなり、またサクランボの時期にもなりました。

久しぶりの投稿となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、「最近ホームページ更新されてないよ!」などとお声掛け頂けるほど

たくさんの方に見て頂き誠に感謝申し上げます。

ところで昨日、小雨模様とはなりましたが昨年10月に遷化された

南陽市大橋  瑞光寺先代ご住職 鈴木文夫大和尚様の本葬儀が執り行われました。

永らく曹洞宗の梅花流ご詠歌の発展とご指導にご尽力され、特に

ご指導に当たられた先生方の先頭に立たれた功労者でいらっしゃいます。

個人的にも二人で野球観戦などお供させて頂きましたので、深い思い出も

沢山残っております。

 

また、高徳寺先住職 泰雄大和尚とは入魂の仲で、年齢差はありましたが

いわば「親友」の関係にありました。遺影のお写真も共に生前に、同じ日に

同じ写真館で撮影し、前々から本葬儀の次第や内容を相談し残った遺族のために

詳細を書き記しておりました。(遺影の背景やポーズがお二人とも同じです。)

最近何かと話題の『終活』のかなり先取りですよね。

自分もそうありたいと思案します。

思えば晩年、「今日は瑞光寺と食事会だ!夕飯はいらないからな。」

と出掛けておりましたね・・・・。

 

 

それにしても亡くなったお歳もそろって米寿とは摩訶不思議。今頃、再開を果たし

次は何の密談に花を咲かせているのかと拝察申し上げます。

 

ところで宗門では僧侶が亡くとることを特に上記の如く「遷化(せんげ)」と申します。

正式には遷移化滅(せんいけめつ)。つまるところ、この世での布教教化を

あの世に移すという意味になりますが、何とも意味深ですよね。

ともかく、亡くなっても無くならないものを実に多く私たちの残して下さり

今、あらためて自分の非力さを痛感しその遺徳に心から感謝と敬意を表するところです。

 

コロナ禍により、亡き人に対する向き合い方が変化してきた昨今、たった1度しかない肉親や

身近な人の死を今こそ、皆さんと共に見つめて参りたいと思います。

 

文夫先生、たくさんの笑顔をいただき、誠にありがとうございました。合掌。