早春、2月も下旬になりました。思いがけず久しぶりの大雪になり、
高徳寺山内もすっかり雪に覆われ、先日は重機による除雪作業が行われました。
どこかお分かりでしょうか?
本堂裏(北側)の庭園周辺です。本堂大屋根と位牌堂のねりあいに雪が溜り
3年前には大きな損傷を受けました。今も応急処置のままで対応してますので、
もしもに備えなければなりません。
お寺にとっては喫緊の課題の1つでもあります。それにしても、よくぞ降りました。
ほほえみ地蔵さまもご覧のようなあり様。
窒息しないように掘り出し作業も大仕事です。
そんな中、次男で弟子の洸哉がこの18日に福井の大本山永平寺へ向け
修行の旅路に出かけて行きました。正月の年始会では皆さまにご挨拶申し上げましたが
ついにこの日を迎えたわけです。本人自らの志を家族皆で讃え、背中を
押してやることが出来ましたが、その表情には若者の複雑な心境を垣間見、
長男・風雅を送った事や自分自身と重なり合い万感迫るものがありました。
赤湯駅で別れましたので、その後は音信不通となりましたが、
永平寺門前に配宿し記念に撮ってもらった写真が送られてきました。
いよいよ覚悟が出来たと感じます・・・
今年の1番上山(じょうざん)がゆえに地元のメディア等でも取り上げてもらい
中日新聞の動画サイトで閲覧できます。どうやら前から数えて4番目のようです。
お山(永平寺を指した尊敬語)も結構な積雪で・・・
山門到着前には、すでに草鞋と足袋を貫通した足裏の凍みがつらく、後遺症として
しばらく抜けなかった事が思い出されます。
ここから先は、5月まで電話はもちろん手紙での連絡さえ許されません。
只々、無力さと向き合い無事を祈るばかりです。合掌