先日開催されました、じぞうもじとチェンバロのトークコンサートには
檀信徒の皆さま始め、他市町また県外より数多くの皆さまにご来山頂きましたこと心より御礼申し上げます。
お地蔵さまの仏縁に結ばれ、高徳寺に初めて訪れた方も大変多く、伽藍の壮大さと庭園の
美しさに驚かれた様子で、その環境に溶け込む繊細で優雅なコンサートにどなたも感動され、
生きる力を養っていただいたものと確信しております。
チェンバロ演奏者の明楽みゆきさんのお人柄と知性溢れるトークにはご先祖様にたいする
敬意と感謝が込められ、奏でる曲想にその精神が伝わっているように感じます。
「音楽は喜びの友 悲しみの薬」という言葉を大事にもされ、チェンバロの内部に見える
横文字に表現されています。お聞きした楽器としての歴史も勉強になりましたが、何と!
日本製であり職人さんが4年がかりで制作した特注品で、しかも写真に見るように中には見事な
花模様が施された芸術品そのものなのです。(同じ職人さんによる)
この日は猛暑が急に落ち着き、夕深さんのじぞうもじの作品に囲まれた
会場にみゆきさんの曲が流れると、不思議にさわやかな風が本堂に吹き込み
まさに仏風、普く衆生を包みこむ様子です。
この日頂いた尊い仏縁がさらに広められ、みなさまが幸せの日々を送られますよう心よりご祈念申し上げます。
今後も高徳寺をよろしくお願い申し上げます。
住職・感謝合掌
明楽みゆき|音楽の森 (ongakuno-mori.com)