雨の晋山式

10月も中旬となりグッと秋が深まってきました。

日照も短くなり朝晩の寒さが気になる今日この頃です。

さて、各地で新住職の晋山結制の儀が開催され仏法転ぜられる様子が耳に届きます。

この日曜は、小国町の龍正寺様にて厳かに修行され私もお役目を頂き、微力ながら役目を

務めて参りました。

珍しく、まさかの雨になりましたが「地固まる」また、人々の苦悩を取り除き救う様子を

「乾いた大地に潤す雨」等の例えもあるようポジティブ思考は大事です。

 

ここ数年の大病を克服して迎えた、今般の大事業にご住職夫妻はじめ檀信徒皆様の

万感の思いが伝わる、しっとりした見事な晋山結制になりました。

お招き頂く度に、何かと学ぶことも多く、久々の再会もあり「仏事」での交流や

形にないものを求めていくことの大切さを、いくつになっても教えられます。

何でも眼に見える化、数値化、対価等に煽られがちな昨今ですが、相田みつをさんの言葉を借りるなら

「大事なものは表に出ない」の意義を大事にしたいものですね。

 

「かたちはこころを求め 心はかたちをすすめる」合掌